芸能事件録

芸能事件を振り返ります

カテゴリ: 今日は何の日

1993年6月23日 東京都下の三浦友和宅に国税庁を名乗る背広姿の男が押し入り、外へ逃げようとした夫人の百恵さんともみ合い軽傷を負わせた日である。

男は持っていた登山ナイフで首の左右を切り自殺を図ったが、警察官に取り押さえられる。全治2週間。懲役2年6ヶ月の判決が下っている。

犯人は千葉市の人間だった。筆者も三浦邸がどこにあるか知っている。いくら有名人夫婦の家だからといってそんなに知られているのはおかしいって?

それが、そうでもないんだな。

芸能人からスポーツ選手、政・財界人、マスコミ文化人など400人以上の地図付き自宅情報が書かれている本が、当時は堂々と書店で販売されていたからだ。

たとえば、三浦邸などは「○○駅から歩いて20分、○○から10分ほどの郵便局と消防署が近くにある」「鉄筋2階建ての黒っぽい色の豪邸」などと、最寄り駅からの地図や外観のスケッチまでご丁寧に掲載してある。(もちろん、その本は○○ではなく実際の駅名が書かれている)

「1階にはリビング、ダイニング、キッチン、そして和室の部屋。(中略)2階は友和さんと百恵さんのメインルーム。その隣に○○○クン、○○クンそれぞれの子ども部屋と、予備の部屋。テラスに向けてサブ・ベッド・ルームもある」(もちろん、その本は○○ではなく子どもの実名が書かれている)

ここまで書いているのに、当時はまったくおとがめなしだったのだ。その一方で、鹿砦社の『ジャニーズ』ものは、「出版差し止め」を食らって何度も争っている。

いったい、この違いはどこにあるのか。

何のことはない。そもそも芸能界(報道)に筋の通った理念などはない。そこにあるのは利害関係による芸能界と芸能マスコミの持ちつ持たれつの関係であり、その馴れ合いに馴染まない者が攻撃されるだけのことである。

芸能報道の名誉毀損・プライバシー問題というのは、決して法的な真理が問題ではなく、あくまでもその点が第一義的にかかわってくる。

もちろん、そういうことを口実に、表現の自由全般に制約が加わる方向は心配しなければならないことだ。

しかし、芸能報道の「報道被害」は、読者・視聴者が額面通り深刻にとらえることがはたして正しいことなのかどうか、疑問であることも少なくないのだ。
 
上記の三浦邸について「解説」した書籍については、『平成の芸能裁判大全』に詳しく出ている。
http://www.webginza.com/magazine/cm/taizen.html

【中古】afb【古本】平成の芸能裁判大全/鹿砦社

作者:鹿砦社初版発刊月:2003年11月ハードカバー小説ISBN:4846305317

 

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最高裁第3小法廷(上田豊三裁判長)は2004年6月22日、『週刊文春』の2000年4月6日号に掲載された「黒川紀章『100億円恐竜の橋』に市民の大罵声(ばせい)!」という見出しの記事で、愛知県・豊田大橋の建築費やデザインを批判する声を報じたことで、監修者である建築家の黒川紀章と設計事務所が名誉を傷つけられたとして、発行元の文芸春秋と編集人に賠償などを求めた訴訟で、文芸春秋側の上告を棄却。文芸春秋に600万円の賠償と謝罪広告の掲載を命じた東京高裁判決(2002年7月)が確定した。

1審の東京地裁は2001年10月、「批判的意見を殊更に取り上げた」として、設計事務所への賠償を含む総額1000万円の支払いを命じたが、2審は「事務所を非難していない」と黒川に対する名誉棄損だけを認定。賠償額を400万円減額していた。

『平成の芸能裁判大全』(鹿砦社)にある文藝春秋社法務部インタビューでは、この黒川裁判の件に触れられている。
http://www.webginza.com/taizen.html

ーこれまでに払った賠償金で一番高かったのは?

「命じられたもので一番高かったのは1000万円。二審でこれは半額近くまで減って600万円になりました」

ーそれは誰との裁判ですか。

「建築家の黒川紀章氏。『黒川紀章「100億円恐竜の橋」に市民の大罵声!』という『週刊文春』の記事が訴えられたものです」

ー実際に600万円を払ったのですか?

「それは、むろん払わざるを得ません。最高裁がもし棄却という判決を出せば高裁判決が確定しますから。一審では1000万円だったんですが、二審では500万円プラス弁護士費用100万円で計600万円払えと。だから今、600万円というのが、こう、目の前にふわふわと漂っている状態です。で、われわれは上告していますから、最高裁の判断を待つと。棄却されて、その600万円が目の前にどーんと突きつけられたら、これはもう払わざるをえない」

それが冒頭の判決で、とうとう「目の前にどーんと突きつけられた」わけだ。

インタビューの時点では「29勝15敗5分」だった同社の訴訟の勝率も、星野仙一訴訟に続くこの敗訴で少し下がってしまった。まあ、めげずに頑張って欲しい。

【中古】afb【古本】平成の芸能裁判大全/鹿砦社

作者:鹿砦社初版発刊月:2003年11月ハードカバー小説ISBN:4846305317

 

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2004年5月25日には、カルト訴訟の二ュースが2件あった。

まず、元「X-JAPAN」のToshiの関係するというセミナー団体「ホームオブハート」のホームページ上などに、誹謗中傷を書かれたとして元同団体の女性などが名誉毀損で損害賠償を求めた裁判の、第1回口頭弁論が東京地裁で開かれた。

「トシオフィスやホームオブハートの根拠のない人格攻撃は、真実を告発する勇気をくじこうとするものであり、真実を隠蔽しようとする行為。謝罪を行い損害の賠償をしていただきたいと心から強く願う」と女性はコメントしている。

「Toshiは年間1億円くらい稼いでいる。が、そのほとんどはホームオブハートが使ってしまい、トシオフィスに貯金は残っておらず、資金的にひっ迫している」
と見るのは紀藤正樹弁護士だ(5月27日付「東京スポーツ」)。

一方、福井地裁(久保豊裁判長)では、昨年の連休前後にワイドショーに出ずっぱりだった白装束「バナウェーブ研究所」によるペーパー車検事件の判決公判が行われ、団体代表の長谷川邦男被告に、求刑通りの懲役1年6ヶ月に執行猶予4年がついた判決を言い渡した。

ワイドショーやスポーツ各紙がカルトの報道を行うこと自体は悪くない。しかし、それがたんなるセンセーショナリズムだけで行われてしまったら、その危険きわまりない本質を国民は認識しそこねてしまうだろう。

「こいつらおかしいぞ」というだけでなく、なぜ「おかしい」ものが今、出てくるのか、という掘り下げをしてほしい。

★参考文献
『平成の芸能裁判大全』(鹿砦社)
http://www.webginza.com/magazine/cm/taizen.html
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オウム真理教幹部は、すでに確定も含めて13名の死刑判決がくだされているが、中でも印象的だったのがこの判決だ。

東京高裁(山田利夫裁判長)は2004年5月28日、地下鉄サリン事件など10の事件で殺人などの罪に問われた元オウム真理教幹部の井上嘉浩被告に対する控訴審で、無期懲役とした一審・東京地裁判決を破棄し、死刑を言い渡した。

教団による一連の事件で一審の無期懲役が覆ったのは初めて。

井上被告は教団「諜報省」の元トップで、元代表・松本智津夫被告の側近と言われたが、逮捕後は積極的に取り調べに応じ、松本被告の公判でも地下鉄事件直前の謀議の様子などを詳細に語って検察側立証の柱になった。

しかし、被告が起訴された10事件は、「諸事情を最大限考慮しても死刑を選択するほかない」(山田裁判長)と結論付けられた。

井上被告については、ジャーナリストの江川紹子氏が、講演で次のように触れている。これはなかなか興味深い。

「例えばオウム真理教の中で,幹部としていろいろな犯罪に関わりながら,今ではオウムで何が行なわれていたかを法廷で明らかにし,むしろアンチオウムの立場になっている井上嘉浩という青年がいます。彼はもう絶対オウムに戻ることはないと思います。でも何か聞いているとずれてくるのです。どこがずれてくるのだろうということでずっと裁判を見ていましたが,私にはよく判りませんでした。それについて,カルト問題に関わってらっしゃる心理学の専門家の方が何度も面会を重ねて心理鑑定を行い,法廷で話されたことは,『結局マインドコントロールが100%開放された状況ではない』ということでした。

つまり麻原教からは脱したけれども,今度は別のものが彼を支えているということです。例えば彼の中では,チベット仏教がオウムの柱になっているのですが,彼には弁護士や家族,その他裁判所が特別に認めた人以外とは面会はできないため,正しくその仏教を教えてくれるという人もいません。そのため,本を読みながら自己流にチベット仏教なるものに接近しているようなのです。

ですから,その先生の話によると,麻原教から井上教になったか,あるいは井上流のチベット仏教になっただけで,思考の方法や何かに依存している精神状態は根本的に変わったとはいえないのではないかということです。また,想像力がまだ弱いですから,オウムに感情をマインドコントロールされていたがゆえに起きていた諸々の問題点がまだ全部解消された訳ではないともいわれています。それを聞いてなるほどと私も思いました。このことから,マインドコントロールというのは行くか出るかではなく,段階的に?白と黒の間にはいろいろな濃さの灰色がありますが?そういった状態であると考えた方が良いのではないかと思う訳です」
(講演タイトル、日本におけるカルト教団の実体と問題点)

そもそも死刑という制度自体には賛否両論あるし、オウム関係の被告に対してそれを簡単に申し渡すことで事が解決するのか、という意見もある。ここではその点は措こう。

それとは別の視点として、「オウムに感情をマインドコントロールされていたがゆえに起きていた諸々の問題点がまだ全部解消された訳ではない」という、江川講演での井上被告に対する見方に立てば、今回、いくら井上被告が「反オウム」になったからといって、「反カルト」になったとはいえない以上、他のオウム重大事件関連の被告らと比べ「よりまし」であることにはならないから、その者達と“同じ判決”にするというふうに考えれば、今回の判決は辻褄があうのかもしれない。

★参考文献
『平成の芸能裁判大全』(鹿砦社)
http://www.webginza.com/magazine/cm/taizen.html
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TBSの青木裕子アナといえば、「年に300回以上はSEXしています」「同じ人に100回近く告白し続けたことがあります」などの迷言でお馴染みの名物局アナである。先日は『サンデー・ジャポン』のロケ先で、中尾彬に「結婚したい人がいる」と涙の告白で話題になったばかりだ。
青木裕子
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今度は同僚との対立が報じられている。「東京スポーツ」(3月4日付)によると、同期入社の岡村仁美が、青木裕子に対して熱いバトルを仕掛けているというから穏やかでない。
青木裕子 岡村仁美
青木裕子情報詳細クリック


内容は、青木アナが3月末から『NEWS23』のスポーツを担当。すでに現場取材を始めているが、これまで『報道特集刊NEXT』のスポーツ担当アナとして実績を残してきた岡村仁美アナが面白くないという。
「2人は同期入社なんですが、局内でも犬猿の仲で有名。何がきっかけかは分からないですが、入社早々からそうみたい。必要がなければ顔も合わせないくらいで、相手の悪口を何度聞いたことか。岡村は青木のキャピキャピしたところが気に食わないようですし、青木は岡村のお堅いところが嫌いなんでしょうね」と前出のTBS関係者。
青木裕子が同僚女子アナとの関係がよくないのは誰でも知っている話で、彼女の不倫騒動のリークは同期の2人の女子アナという話すらある。

「キャピキャピしたところが気に食わない」といっても、それで彼女が注目され人気が出たら、それは彼女の勝ちである。岡村たちが嫉妬すればするほど、逆に青木裕子の存在感や話題性が高まるのだ。

いずれにしても、女子アナブーム再燃とわれる今、このバトルは注目されている。

青木裕子アナの過去の醜聞については、『女子アナスキャンダル調書』(鹿砦社)に詳しい。

『女子アナスキャンダル調書』
12月26日発売!

女子アナ研究会=編著
新書判/152ページ(巻頭カラーグラビア8P+本文144P)
定価800円(本体762円+税込)
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千葉地裁(新井紅亜礼裁判官)は3日、執行猶予中に覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた赤坂晃の初公判が行われ、赤坂は、昨年12月に新宿区のホテルで営せい剤をあぶって吸引。起訴内容については「間違いありません」と認めた。

赤坂晃情報詳細クリック


覚せい剤を使用した理由については、
  1. 父親の介護のストレス
  2. 昨年8月から店長を務めていた新宿歌舞伎町のバー「ルクソール」でオーナーと給与面でのトラブル
  3. 新店舗構想が軌道に乗らなかったこと
などを挙げている。

「東京スポーツ」(3月5日付)は、その赤坂の逮捕前写真を公開している。昨年12月5日、「ルクソールで撮影されたものという。「ほおはこけ、ほお骨が浮き出るほどやせ細っているのが見て取れる」写真だ。薬物の影響なのだろうか。華やかな時代があっただけに、何とも惨めだ。

赤坂晃 激ヤセ
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オセロ・中島知子といえば激太りが話題になるが、「東京スポーツ」(2010年3月4日付)の「アバター芸人」という記事では、日本最後の天然痘患者という話で名前が出ている。
1958年の世界保健機関(WHO)総会で世界天然痘根絶計画が可決され、80年にWH0は天然痘の世界根絶宣言を行った。つまり、この世からこの疫病は消えた。現在、天然痘ウイルスはテロに悪用されるのを防ぐため、米国とロシアで厳重に保管されているらしい。

 そんな恐ろしい伝染病だが、日本で最後に感染した人物がなんと芸能界にいる。唐沢俊一氏の著書「唐沢先生の雑学授業」によると、それはオセロの中島知子(38)。幼少期に弱い毒を用いた予防接種を受けた家族から感染。軽い発疹や40度を超える高熱で死のふちをさまよった。病名は仮性天然痘(重症にはならない)。仮性と言えども天然痘には変わりがない。その時点で、国内にほとんど症例がなかったため、全国の医師から臨床の申し込みと皮膚のサンプル提供の依頼が殺到したという。今では中島は感染病より、食べすぎによる激太りが懸念されているが…。
唐沢氏は、何で「日本最後」であると知ったのだろう。

もしかしたら、全国探せば、他にも仮性天然痘だった人はいるかもしれない。藪医者が「アレルギーだろ」といってほうっておいたという例だってあるかもしれないと思うのだが、それはともかくとして、「激太り」という言葉が出てきてしまった以上、同紙2009年7月3日付に掲載された衝撃の写真を再びご紹介しよう。

激太り 中島知子
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日本テレビの宮崎宣子アナが報道番組に登場するという。「東京スポーツ」(2月23日付)だ。
夏目三久 宮崎宣子
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「顎関節症の治療に専念」で休養中の宮崎宣子が、4月から早朝ニュース・情報番組『Oha!4 NEWS LIVE』のメーンキャスターに、新人の上田まりえとともに抜擢されると報じられている。

宮崎アナといえば“おバカアナ”といわれるが、彼女はもともと県立宮崎北高等学校から早稲田大学第一文学部に進み、ダブルスクールで東京アナウンスセミナーも修了したオーソドックスな学歴の持ち主だ。

だが、2002年4月に日本テレビに入社以来、これといった番組を持たせてもらえない下積み期間が3年も続いた。そこで「普通」ではダメだとさとったらしい。『ラジかるッ』を受け持って以降は、主に情報・バラエティ番組やナレーションを担当。漢字を読めなかったり、本番に遅刻し、それを報じた新聞をわざわざ紹介したりなど、アナウンサーとしては致命的な欠点であるはずの「おバカ」を積極的に売り物とするようになった。

一方、彼女がライバル視していた夏目三久は、例のコンドーム事件で、その後の対応の悪さもあって局の信頼を失ったため、ラジオ日本への出向も取り沙汰されている。

2人は明暗を分けた格好だ。

『女子アナスキャンダル調書』(鹿砦社)では、夏目三久アナのスキャンダルから、宮崎宣子アナの復帰を予想している。スキャンダル絡みの女子アナ事情については、『女子アナスキャンダル調書』(鹿砦社)が実に詳しい。


『女子アナスキャンダル調書』
12月26日発売!

女子アナ研究会=編著
新書判/152ページ(巻頭カラーグラビア8P+本文144P)
定価800円(本体762円+税込)
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ビートたけしが今度は民主党批判だ。
ビートたけし 民主党 芸能事件回顧録
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「しっかし、小沢さんは強いな。石川知裕議員(36)の離党届を小沢さんが受け取ったんだろ。渡す方も渡す方だし、受け取る万も受け取る方だ。」

「『TVタックル』(テレビ朝日系)は面白いね。政権交代前まで自民党が座っていた位置に民主党が座るようになっただけ。政権交代後、与党と野党の位置を入れ替えたけど、言ってることが同じだった。自民党がかつての民主党のように『あんたが言ってることとやってることが違うじゃないか』って攻撃するだけ。民主党は『お前たちだってそうだったじゃないか。あんたたちには言われたくない』って。その繰り返しだよ。同じなんだよな」

「民主党は平気でウソつくね。ヘタすっと、自民党より政策がないかもしんないよ。結局、カネばらまいてるだけじゃないかな。でもさ、自民党が参院選に元ヘアヌード歌手の麻生真宮子(46)を公認したんだってね。ヘアヌードのポスター張っていいのかな。自民党はヤケクソなんだから、ヘアヌードポスターでもやっちゃえばいいのに。あっ、服を着てるんだけど、股間部分だけ黒塗りのポスター作ればいいじゃん。絶対ウケるよ」
お笑いを交えているが、明らかに民主党への失望感を表明している。

民主党の「政治とカネ」の問題、マニフェストと両立しない閣僚の発言のブレなど、少なくない国民が感じている。ところが、検察批判を繰り返す人々は、まるで民主党を批判してはならないかのような強引な主張をする。

しかし、それはおかしい。「検察」も「民主党」も批判すればいいだけの話で、あれか、これかとどちらかを選択しなければならない性質のものではない。

「東京スポーツ」は、藤本順一と上杉聡という2人のジャーナリストによって、「検察」「小沢」の批判を両立させている。

もちろん、「東京スポーツ」は「ネタ」の方も健在だ。
自民党から立候補するらしい、麻生真宮子のポスターまで作って披露している(笑)
麻生真宮子 芸能事件回想録
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ビートたけしといえば、「東京スポーツ」客員編集長の肩書きも持つ。そのたけしが同紙(2月16日付)で、開幕したバンクーバー五輪と、話題を提供した国母和宏に言及した。
ビートたけし 国母和宏 芸能事件回想録
ビートたけし情報詳細クリック
まずは冬季五輪の競技種目から。
結局冬季五輪って、ムリヤリ種目を増やして客を呼びたいだけだろ?モーグルで「タイムが本当に速いのならアルペンにに出ればいいだけの話。そのアルペンだって、ムリヤリ種目を増やしてきた。昔はなかったSG(スーパー大回転=滑降と大回転の中間、1988年カルガリー五輪で採用)とか。
 実際、なくたっていいような種目もあるから。ショートトラックなんて昔、後楽園のスケート場で悪いヤツが滑ってたのと変わんないよ。あとスケルトンなんていう頭から落っこちていくヤツなんか、まるで死刑囚みたいだもの(笑い)。
たけしいわく、「スノボのアンちゃん」という国母和宏についてもこう斬りつける。
「服装が悪い」って問題になったけど、あれはボイコットするべきだっての。文句言われ一て「じゃあオレは出ない」って帰っちゃえばカツコ良かったのに。それでスノボのブランドでも立ち上げれば儲かるぜ(笑い)。試合に出て負けたちカッコ悪いけど、出なぎゃ勝てなくてもカッコ良かった。惜しいことしたよな。大体ピアスどかケツを出すようにズボンをはくなんてのは、ロスかどっかの黒人のファッションで「ワルで貪芝」って意味なんだよ。ゆるいズボンはお兄ちゃんのお下がりで、ベルトをしてないのは刑務所で首をつらないようにっていう意味だぜ。「ワルだ」って自分で言ってるようなファッションなのに、急にマジメになってどうすんだよ(笑い)。
 “ワルはワル”でいいのに、怒られたらすぐ“いい子”になっちゃうってのがおかしいよな。それと鼻ピアス外すくらいなら、その前にレゲエみたいな頭を直した方がいいんじゃねえか?
ユニフォームとは良くも悪くも統一性の表現物。それを乱す「個性」は認められない。

だが、その責任問題として大会辞退だの、競技に出るなというほどの問題でもないだろう。

女子スポーツ選手については、『永久保存版 スポーツ美女OTAKARA写真館』(鹿砦社)にその魅力があますところなく描かれている。


『永久保存版 スポーツ美女OTAKARA写真館』(鹿砦社)
アイドル研究会=編著
A5判/カバー装/112ページ/オールカラー
定価1,260円(本体1,200円+税)

汗と涙。そしてとびきりの笑顔で人々を虜にしてきたスポーツ美女たち。その輝かしい一瞬をとらえた、貴重でちょっぴりセクシーなショットを多数収録。永久保存版としてとっておきたい、お宝満載の最新PHOTO-BOOK!!

【CONTENTS】
Chapter1 総力特集・浅尾美和

Chapter2 フィギュアスケート 安藤美姫、浅田真央、浅田舞
Chapter3 卓球 福原愛、四元奈生美

Chapter4 レスリング
Chapter5 バレーボール 木村沙織、栗原恵
Chapter6 テニス
Chapter7 シンクロナイズドスイミング
Chapter8 特集・さようならオグシオ

「写真館」という題名だけあって、全編様々な「決定的瞬間」のカラー写真が惜しげもなく掲載されている。ユニフォームを着て競技に熱中している光景は魅力が溢れていることがわかる。新鮮な興奮を体験できることだろう。
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下平さやかが、テレビ朝日の4月改編で「やじうまプラス」を降板するという。
下平さやか 芸能事件回想録
クリック詳細
後任は堂真理子だそうだ。
堂真理子 芸能事件回想録
クリック詳細
父親がフジテレビ・ディレクター、母親も同局のアナウンサーというテレビ関係者夫婦の子弟である下平さやかは、早稲田大学法学部卒業後、1995年にテレビ朝日のアナウンサーとして入社した。

『週刊現代』(1999年6月5日号)では、「中村江里子を超える“最強フェロモン・アナ”登場ッ--」なるタイトルで、森富美、魚住りえ、柴田倫世、進藤晶子、八塩圭子、八木亜希子らとともに紹介され、「美乳ランキングで1位に、最強フェロモン美女アナグランプリでは4位になっている。

入社後は、ひたすら「大物食い」で名を馳せる。中居正広との合い鍵愛、内村光良との関係も派手だった

中居の時に番組降板は経験済みだ。

だが、それに比べると今回は、注目されている野球選手とはいえ、まだプロで1本のヒットも打っていないルーキー。

「大物食い」の相手にしては物足りないではないか。

が、考えてみれば彼女も36歳。新人選手でも、もはや自分が持っていない「若さ」にひかれたのかもしれない。そう考えると、今回の降板はちょっとばかり寂しい気もする。

女子アナのスキャンダルなら、「日刊ゲンダイ」でも紹介された『女子アナスキャンダル調書』に詳しい。


『女子アナスキャンダル調書』
12月26日発売!

女子アナ研究会=編著
新書判/152ページ(巻頭カラーグラビア8P+本文144P)
定価800円(本体762円+税込)

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『不幸なスター・有名人レコジャケ・厳選100人OTAKARAファイル』(鹿砦社)は、芸能史解説書としても注目されている。

『不幸なスター・有名人レコジャケ・厳選100人OTAKARAファイル』
2月8日発売!!

花門号=編著
A4判/120ページ/オールカラー/カバー装
定価1980円(本体1886円+税)


レコジャケシリーズ第三弾の今回は、不幸な最期や体験をしたスター・有名人の事件経緯が、彼らが出したレコードジャケットとともに100人分紹介されている。

岡田有希子も、大原麗子も、清水由貴子も、夏目雅子も、松田優作もリストアップされている。
岡田有希子 芸能事件回想録
岡田有希子の情報詳細クリック
同書籍のコピーから引用しよう。

スターならば幸福なわけではない。
当然ながら不幸もある。自殺、自殺未遂、殺人、夭逝、孤独死、急死、病死、誘拐、拉致、失踪、転落、暴漢、災害、金銭被害…一般人と同じように運命的に免れないものから、有名人であるがゆえに苦しめられた事件まで、ここに選出した100人の有名人、芸能人がリリースしたレコードジャケットとともに、人が避けられない「不幸」が綴られている。スター・有名人も一人の人間だった。

[主な内容]
第一章◎自殺(三島由紀夫、田宮二郎、岡田有希子、清水由貴子、加藤和彦ほか)
第二章◎自殺未遂(舟木一夫、フランク永井、中森明菜)
第三章◎殺人事件(力道山、江美早苗ほか)
第四章◎夭逝(赤木圭一郎、夏目雅子、尾崎豊ほか)
第五章◎孤独死(江利チエミ、大原麗子、山城新伍ほか)
第六章◎急死(天知茂、坂本九、テレサ・テンほか)
第七章◎がん死(水原弘、石原裕次郎、松田優作、渥美清、忌野清志郎、川村かおりほか)
第八章◎誘拐・拉致・殺人事件被害(朝丘雪路、西村知美、高島忠夫)
第九章◎失踪事件(安西マリア、若人あきら)
第十章◎暴漢事件被害(鶴田浩ニ、美空ひばり、岡田奈々、山口百恵ほか)
第十一章◎転落事故(八代英太、河合奈保子、ジョニー大倉)
第十二章◎不慮の災害・被害(松島トモ子、荻野目慶子、藤あや子ほか)
金銭トラブル被害(島倉千代子、矢沢永吉ほか)
第十四章◎殺傷沙汰(弘田三枝子)
第十五章◎レイプ被害(水沢アキ)

スターの不幸から、彼らもまた一人の人間であることを改めてご確認いただきたいと思う。
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小阪由佳について、「小阪由佳が激太り画像公開で騒然!」という記事を書いたばかりだが、小阪由佳を話題にするWeb掲示板がいくつもたって祭り状態になっている。
芸能事件回想録 小阪由佳
小阪由佳詳細情報クリック
“ブームの火付け役”になった「東京スポーツ」は美味しいことをした。さっそく、11日に東京・吉祥寺のライブハウスで行われた小阪由佳の衝撃のイベントまでも引き続き取材し。終面全部を使って三段腹の写真と詳細記事を報じている(2月13日付)。
インディーズアイドル集うありがちなイベントだが、激太りした小阪が登場すると空気は一変した。あの三段腹を見れば想像はつくが、よほど運動不足なのだろう。すぐに息があがったものの、何とか2曲を歌い上げた。
 その後のMCで「今のダー(ダーリンの略)ともラブラブなんですけど、この時のダーともラブラブだった。不倫って言葉が懐かし~い、キャハッ」と、いきなりカミングアウトしたかと思うと、かかった曲はなんとロックバンド・175Rのボーカルで、当時SPEEDの今井絵理子(26)と結婚していたSHOGO(29)との不倫疑惑があった小阪だが、間接的に認めた形だ。(中略)
 最後の曲は、なぜかアニメ「魔法使いサリー」の主題歌。すると曲中に突然、上着を脱ぎだしてミニセーラー服に変身。ブックリした三段腹を惜しげもなく披露。太りすぎているせいで、スカートのボタンは閉まっておらず、またまた会場は大爆笑に包まれた。
 自称・トップアーティストながら歌唱力はイマイチという残念な結果も、小阪は終始笑顔でご機嫌。
歌が終わって司会者から「大変そうですね、アイドルって」と振られると、何と小阪はアイドル仲間の秘密を限りなく実名に近い呼び名で暴露し始めたという。
「アイドルは正直大変ですよね。ぶっちゃけ、AとBとかキャラ作ってるし、Cとか全身整形だし、Dとか年齢ごまかしてるけど、顔もごまかしてるから! すべてみんなウソ! みんな怖いの」
すでにネットでは正体あばきが活発だが、同紙によると、4人とも小阪と同時期にグラビアで活躍。Aは空想的な発言が多く、Bは癒し系、Cはフェロモン系でDは一時期年齢詐称で大騒動になった。

小阪は、今後の芸能活動について「興味ない」という。だが、記事のような活動は「芸能活動」である。中には彼女の「活躍」に批判的な意見もあるが、たんなる暴露や三段腹を露出するだけなら別に放っておけばいいのではないだろうか。
芸能事件回想録 小阪由佳
小阪由佳詳細情報クリック
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滝川クリステルが国政進出か?

7月の参院選で民主党から出馬要請をされたといわれている。「東京スポーツ」(2月10日付)はトップを全面使って報じている。
滝川クリステル 芸能事件回想録
滝クリ情報詳細クリック

滝クリはフリーになってから、化粧品のCMをやっているにもかかわらず、肝心の女性層の支持が伸びていないそうだ。「知的なハーフ美女というのは、あまりにも完璧すぎて、誰にもまねできない。読者のニーズがない以上、オファーしにくい」と解説している。

また、プライベートでも小澤征悦との“熱愛”は消滅してしまったようだ。

つまり、公私ともに芳しくなかった。そこへ民主党からの出馬要請だ。滝クリにとって心機一転、“出直し”をはかるには絶好のタイミングというわけだ。

これは彼女にとって見返すチャンスでもある。“斜め45度”で人気を博した『ニュースJAPAN』を降板した件で、昨年9月26日に生放送されたフジのCS『フジテレビONE』のバラエティ番組『まる生』において局アナの長谷川豊は、滝川の後任に決まった秋元優里<顔写真を持ち出して、こんなトンデモ発言をしている。
「こいつ(秋元アナ)も、この間までやってた外人よりずっとうまいですからね。ちゃんと現場のことも分かってますし。政治家も…。僕はしょっちゅう(現場に)行ってるけれど、僕に近いくらい、よく取材に行って、勉強してますから」
後輩とはいえ、公共の電波で秋元アナを“こいつ”呼ばわりした上に、「外国人」ではなく「外人」と表現。公共の電波で表現するアナウンサーとして失格だ。

そもそも滝川はハーフというだけで日本国籍を持つ日本人である。

滝クリにとっては、この件でリベンジをするチャンスかもしれない。「日本人」しかなれない国会議員になって、このトンデモアナを見返せばいいのだから。

なお、滝クリの『ニュースJAPAN』を降板した背景は、『女子アナスキャンダル調書』に詳しい。


『女子アナスキャンダル調書』
12月26日発売!

女子アナ研究会=編著
新書判/152ページ(巻頭カラーグラビア8P+本文144P)
定価800円(本体762円+税込)
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小阪由佳という元アイドルがネット上で話題だ。
小阪由佳
小阪由佳の詳細クリック
2004年の「ミスマガジン」でグランプリに輝いた期待の素材だったにもかかわらず、昨年に突然引退宣言。そして秋になって、今度は別人キャラでブログ復活を遂げた。毒舌と樽ドル転向だ。その衝撃を「東京スポーツ」(2010年2月10日付)が、画像やインタビューなどを交えて報じている。
本紙が独占入手した写真は数十枚にのぼる。セクシービキニに極小セーラー服、メード服、スクール水着など、ファンにはたまらない“コスプレ七変化”だ。
 ただ一つ、決定的に違うのは、小阪の姿が別人になっていたこと。あえてキャッチコピーをつけるなら<セクシーな三段腹を惜しげもなく披露>といったところか…。
 普通の感覚なら、とでも人前で披露できる体形ではない気もするが、小阪はそんなちっぽけな度量は持ち合わせていないらしい。
 小阪の表情を見よ! 悲壮感どころか、むしろ久々のグラビア撮影を心から楽しんでいるようだ。時折見せる視線はトップアイドル時代をほうふつとさせる。ある意味、ここまで“本来の美”を追求、表現した写真はほかになかっただろう。
アイドル引退後、20キロ以上太ったといわれる小阪。本人へのインタビューで小阪は現在の自分について、「ありのままの自分って感じ。てか、太ってないし。キャハハ」などとうそぶいている。それにしても、腹のぶよよんぶりはすごいものだ。

樽ドル派は必見だ!
小阪由佳
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『紙の爆弾』(エスエル出版会)が発売された。
目次をご紹介しよう。


月刊『紙の爆弾』3月号
2月6日発売!

A5判/98頁
定価500円(本体476円+税)


日米間で暗躍する辣腕エージェント
「松井秀喜エンゼルス移籍」の裏に隠された“黒い皮算用”
拘置所からの告発
「千葉真一も中条きよしも私を利用した!」
巨額詐欺事件の真相を全て話す!
民主党の“アキレス腱”か、はたまた“ライフライン”か
民主党政権を動かす「オンナと政治」を徹底検証!
シリーズ「陰謀の血脈」――日本支配を完成させた特権一族相関図
第九回「小和田家」
受刑者を食い物にあこぎな商売

“獄中ブランド”「矯正協会」の内幕を暴く
“押尾のりピー”の影に隠れた殺人事件が示す
新宿・覚せい剤密売組織と警察官の歪んだ関係
これがホントの『広告批評』――
捏造写真がまかりとおるインチキ広告の蔓延にだまされるな!
鹿砦社VS“芸能界のドン”バーニングプロダクション「名誉毀損」裁判
最高裁上告棄却も闘いは続く!
頼みの綱は「小沢一郎」パチスロ「規制緩和的自主規制」その全容と裏事情
障害者自立支援法』廃止で福祉の本質は見えてくるのか?

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〈連載〉
芸能裁判を読む42……みおなおみ
マッド・アマノ「風刺画報」
裏金告発した元愛媛県警巡査部長 退職後も続く闘争
キラメキ★東京漂流記
本誌発「デジタル紙の爆弾」今月のスクープ!
死刑囚・清水大志 獄中からの手紙(一)
T-1二見のマット界断罪日記
まけへんで!! 今月の西宮冷蔵
月刊 高須新聞
絵の爆弾 増山麗奈

「紙の爆弾」において、芸能ライターの本多圭が藤原紀香の結婚問題を記事にしたところ、バーニングプロが訴えた。その事件で最高裁が上告を棄却。著者・出版者側の敗訴が決まった。

裁判をするほどの記事とは思えないのだが、本多圭とバーニングとの間には、長年の因縁があったので、何を書いても、批判記事はそういう展開になってしまうようだ。

本多、バーニングの争いはこれが初めてではない。

今月号は、それに対する発売元の鹿砦社と著者・本多圭の思いが掲載されている。

本多とバーニング・プロの因縁については、本多から聞いたところによると、バーニングが本多を懐柔しようとした金(200万円)を本多が断ってから関係がおかしくなったという。

筆者は本多圭の、「自分は芸能人や芸能界が好きだからこそ悪い点は批判したいんだ」という芸能ライターとしてのスタンスが好きだ。

本多圭は最近、ビートたけしの紳助批判を引きながら、島田紳助の傲り高ぶりについて諫める寄稿を『日刊サイゾー』に行っている。これも、芸能界や芸能人が好きだからこその苦言なのだろう。

以前、島田が女性マネージャーに暴力を振るったとき、ジャパンスケプティクス運営委員の松尾貴史先生は安易に「モノ作り」という言葉を使って、あろうことか女性の方を攻撃した。政治家が政治家を律することができないように、芸能界を芸能人に語らせたって、御身大切で本質をつく批判などできないということだろう。

批判は大変なエネルギーがいるしリスクも伴う。長いものには巻かれた方が過ごしやすいことも確かだ。だが、批判を封じた世界は必ず腐敗する。その世界が良くなれば、自分も良くなる。いうなれば、「批判は人の為ならず」だ。

どんな世界にもきちんと批判ができる記者や評論家の活躍は必要なのである。
本多圭にも「紙の爆弾」にも、今後も頑張って欲しい。
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『女子アナスキャンダル調書』(鹿砦社)が「日刊ゲンダイ」(2月8日付)で注目されている。
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ブーム再燃の予兆なのだろうか。ここにきて女子アナ本が次々と出版される。2月半ばに「原色美人キャスター大図鑑」(文芸春秋)、「女子アナSEXY四季報」(仮題、徳間書店)が出るほか、1月にはゲリラ系の「女子アナスキャンダル調書」(鹿砦社)が発売された。このほかコミック、雑誌、DVD付きムック本など昨年秋口から今年初めにかけて毎月平均数点発売され、再び熱い市場になろうとしている。
 女子アナがタレント化したのは90年代といわれている。

その先鞭をつけるべく、様々な実験を行っていたのはフジテレビである。「面白くなければテレビじゃない」と標榜する同局は、すでに80年代前半には『なるほど・ザ・ワールド』の益田由美が“ひょうきんレポーター”として売り出し、『俺たちひょうきん族』では山村美智子や寺田理恵子、長野智子などを“ひょうきんアナウンサー”として出演させていた。

また、あまり知られていないことだが、80年代後半には番組切り替え前の毎正時前1分間を使い、女性アナウンサーのドアップで最新の重要なニュースを簡潔に伝える『ショットガン』という番組を立ち上げ、局の女子アナを積極的に売り出していた。

そして、番組コンテンツとしては、女子大生を出演させた『オールナイト・フジ』や、その一つ下の世代である高校生をターゲットにした『夕焼けニャンニャン』などで、“タレントでない者がタレントとして出演する”番組を実験していた。そうした流れがあって、局のカラーを繁栄したタレント女子アナを同局は誕生させていたのだ。

一方、「面白まじめ」を標榜していたライバルの日本テレビは、永井美奈子、藪本雅子、米森麻美の3人からなる「DORA」というユニットを結成し、正式にCDデビューをさせた。これもまた、局の方針に沿って「真面目に」売り出されたタレント女子アナだった。

こうした経緯や特徴の違いはあっても、今や女子アナは各局のテレビ番組に不可欠な存在である。若くて優秀で親しみやすさもある彼女たちが、ニュース以外の番組にも出演。原稿を読むだけでなく豊かな個性を発揮する中で、彼女たちの笑顔を求めて今や多くのファンがついている。今や各局の顔ともいえる彼女たちだが、まず何よりも、彼女たちは一人の人間としてファンの心をつかみつつあるのだ。

『女子アナスキャンダル調書』は、 本書では、そんな彼女たちのリアルな姿を描いている。

以下、目次をご紹介しよう。

第1章 人気女子アナのアキレス腱

美貌、知性、愛きょう、富、それらが備わった最強のアイドルが女子アナ。しかし、彼女たちもまた人間である。間違うこともあれば、悩んだり迷ったりもする。今は隆盛を極めた人気者でも、ちょっとしたきっかけで立場が変わってしまうこともあるのだ。そんな彼女たちのあやうい現状をちょっとのぞいてみよう

第2章 ゴシップからの起死回生はあるか

華やかな仕事場に高収入の女子アナ業。人もうらやむそんな仕事であっても、いや、だからこそというべきか、ありふれた醜聞やちょっとはずかしいスキャンダルにハマッてしまうことがある。彼女たちの笑顔の裏にある、もの悲しく、少しおどろおどろしい私生活。そこには女子アナ生活の悲哀の一端が見えてくるかもしれない。

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第3章 セレブを狙った女子アナの打算と誤算

女子アナ業は、悲しいかな、そこで完結する身の振り方ではない。寿退社するときはもちろん、実力派アナウンサーとして生き残るにしても、誰と結婚できるかというオプションが存在するのだ。それゆえ生じる様々な葛藤。もっとも、これは女子アナに限らず一般のOLでも同じことがいえるかもしれない。

第4章 女子アナいろいろ

女性であっても、仕事をすれば同僚の中で競争がある。とくに女子アナの場合、どの番組を担当できるのかによって注目度が全く変わってくる。テレビに映る仕事だから、より若いうちに自分のポジションを確保しないと、すぐに自分よりも若い後輩が入ってくる。彼女たちの生き方にはそこここにドラマがあるのだ。

第5章 その他今昔女子アナ情報

一口に女子アナというが、各局のアナウンス部所属の社員、およびプロダクションに所属するタレント、さらにフリーランスのアナウンサーも含めると、もう三桁でもおさまらない人たちが該当するかもしれない。彼女たちはそれぞれにいろいろな立場やアナウンサー人生を送っている。中でも注目の人をピックアップしてみよう。
注目女子アナ300字情報/その他、かつての話題の女子アナ・あの人は今

いずれにしても、「熱い市場」の先駆的な発行という位置づけに注目したい。

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『女子アナスキャンダル調書』
12月26日発売!

女子アナ研究会=編著
新書判/152ページ(巻頭カラーグラビア8P+本文144P)
定価800円(本体762円+税込)
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2002年2月7日、京都府内の女性が、梅宮が役員を務める「梅宮辰夫漬物本舗」(2002年3月に「ナガノフーズ」に商号変更)を相手取り3030万円の損害賠償を求める訴訟を京都地裁に起こした。

女性によると、同社に「最低でも日額19万円の売り上げを見込める」といわれ、97年12月にカレーハウス「梅辰亭」を開店。ところが、日額平均6万円の売り上げしかなく、「見込める」額に達したことは1度もなかった。結局、99年4月には閉店のやむなきに至る。

怒った女性は、「営業ノウハウなどを持つフランチャイザーは、正確な情報を提供する信義則上の義務がある」と主張して、冒頭の訴訟を起こしたのだ。

梅宮は98年にも、「梅宮亭徳島駅前店」を開店した元コロッケ店経営者に、「経営指導がいい加減で閉店に追い込まれた」として、総額約3000万円の損害賠償訴訟を徳島地裁に起こされたこともある。

この訴訟は結局和解。女性弁護士によれば、「和解金は女性が支払った内外装費、調理室機器費の一部など。説明義務が尽くされていない点が認められたと思う」と説明。同社の弁護士は「額の算定根拠は言えない。円満解決したと思う」と話している。(『毎日新聞』2003年5月8日付)

そもそも梅宮は料理のプロではない。料理ができる、もしくは料理が好きな俳優に過ぎない。それに梅宮本人が直接作って売るのならともかく、フランチャイズというのは、たんに看板に梅宮の名前が出ているだけであり、作る人も売る人も別人である。

もとより、どんな有名や腕のいい料理人の看板を掲げようが、その商売が成功するには、徹底したマーケティングやその店独自の努力が必要である。そうした認識が双方ずれているとトラブルになる。

きちんとした説明をしていないなら、「梅宮辰夫漬物本舗」の責任は免れない。「最低でも日額19万円」などという具体的な数字を出したのなら、それを保証すべきものだろう。

ただ、このご時世だ。たとえフランチャイズであろうが「タレントの味」ショップだろうが、成功が容易でないのは本来説明するまでもないことである。

被告の責任は別として、原告も、もしかしたらちょっとばかり見通しが甘かったのかもしれない。

もちろん、儲け話には何でも乗っかって名前を貸すタレントのおっちょこちょいも戒めなければならないことはいうまでもない。

芸能人やスポーツ選手の裁判については、『平成の芸能裁判大全』(鹿砦社)に背景や裁判の様子が詳しく書かれている。


芸能裁判研究班[編著]
鹿砦社刊
A5判/200頁/並製
定価1,500円+税


なぜか軽んじられる芸能裁判--本書は平成に入ってからの主な芸能裁判と採り上げ、詳細に解説を加えた初の試み。A級の史料的価値!! 岡留安則『噂の真相』編集長、文藝春秋法務部、日弁連「人権と報道に関する調査研究委員会」へのインタビュー収録。大衆ジャーナリズムの反映としての芸能裁判の持つ意味を究明!!大衆ジャーナリズムの反映としての芸能裁判の意味を本格的に解明する初の試み!!

【同書の内容】
■第一章 
人権(名誉棄損、肖像権など)
ジャニーズ事務所/デヴィ夫人/稲垣吾郎/花田勝/川崎麻世/大原麗子/藤田憲子/尾崎豊夫人/芳村真理/野村沙知代/和泉元彌/貴乃花親方

■第二章
金銭トラブル
ライジングプロダクション/野村沙知代/織田無道/佐久間良子/石川さゆり/島田楊子/泉ピン子/美川憲一/大西結花/松方弘樹/坂田利夫

■第三章
薬物事件
江木俊夫/槇原敬之/いしだ壱成/中島らも  ほか

■第四章
再犯・再々犯
克美しげる/豊川誕/田代まさし/翔(元横浜銀蝿)/西川隆宏(元ドリームス・カム・トルゥー)/藤井モウ(元大川興業)/岡崎聡子

■第五章
その他
梅宮辰夫/加勢大周/沢田亜矢子・松野行秀/鈴木亜美/千堂あきほ/萩原聖人/横山ノック/飯島直子/久保純子/清水国明/清水ひとみ/鈴木保奈美/せんだ光雄/そのまんま東/名高達男/原仁美/坂東玉三郎/堀ちえみ/松田聖子/奈美悦子

■第六章
表現の自由と人権について インタビュー
眞田範行(日弁連「人権と報道に関する調査研究委員会」委員)
岡留安則(『噂の真相』編集長)
文藝春秋社長室 法務・広報部
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2005年1月28日、警視庁目黒署が小泉今日子を当て逃げで事情聴取したと「共同通信」で報じた日だ。

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報道によると26日午前6時20分ごろ、小泉の車が、路上に止めてあった新聞配達員のバイクのステップにぶつかり転倒させたまま逃げた疑い。バイクは少し壊れたが、配達員にけがはなかったという。当て逃げではあるが、ひき逃げではないわけだ。

すでに「共同」では14時17分にサイトでこの件を発信している。芸能事件はこんなことでも全世界に広められるのか。有名税というのは高そうだ。もっとも小泉もこれまで随分稼いだのだろうけど。
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最高裁第2小法廷(中川了滋裁判長)は15日、雑誌『ブブカスペシャル7』(2002年6月発売)にプライベート写真を無断掲載されたなどとして、モーニング娘。の元メンバーら女性タレント15人が出版元のコアマガジンなどに賠償を求めた訴訟で、コア社の上告を棄却する決定を出した。これで、計848万円の支払いを命じた東京高裁判決(2006年4月)が確定した。

雑誌では、「通学中の様子」「芸能人になる前の小学生時代」「読者の投稿」などの写真が掲載されていた。

この裁判の焦点は、肖像権やプライバシーの侵害による損害賠償ではなく、パブリシティ権が認められるかどうかにあった。メディアなどで名前が知られている人の、氏名や肖像から生じる経済的利益を著名人本人が独占できる権利のことだ。タレント側はそれを主張したのだ。

1審では、従来通りプライバシー権の侵害だけが認めされたが、タレント側は控訴。2審でパブリシティ権が認められ賠償の範囲が拡大された。

原告代理人によると、高裁判決としては初めて、出版物のパブリシティ権侵害が認めたという。誰かがいったん道を拓けば、後続はすぐにあらわれる。

2007年10月には、ピンク・レディーの未唯mieと増田惠子が、同年2月27日号の『女性自身』に掲載された写真に対し、振り付けのパブリシティ権を主張して出版元の光文社に計312万円の損害賠償を求める訴訟を起こしている。

芸能人やスポーツ選手の裁判については、『平成の芸能裁判大全』(鹿砦社)に背景や裁判の様子が詳しく書かれている。


芸能裁判研究班[編著]
鹿砦社刊
A5判/200頁/並製
定価1,500円+税


なぜか軽んじられる芸能裁判--本書は平成に入ってからの主な芸能裁判と採り上げ、詳細に解説を加えた初の試み。A級の史料的価値!! 岡留安則『噂の真相』編集長、文藝春秋法務部、日弁連「人権と報道に関する調査研究委員会」へのインタビュー収録。大衆ジャーナリズムの反映としての芸能裁判の持つ意味を究明!!大衆ジャーナリズムの反映としての芸能裁判の意味を本格的に解明する初の試み!!

【同書の内容】
■第一章 
人権(名誉棄損、肖像権など)
ジャニーズ事務所/デヴィ夫人/稲垣吾郎/花田勝/川崎麻世/大原麗子/藤田憲子/尾崎豊夫人/芳村真理/野村沙知代/和泉元彌/貴乃花親方

■第二章
金銭トラブル
ライジングプロダクション/野村沙知代/織田無道/佐久間良子/石川さゆり/島田楊子/泉ピン子/美川憲一/大西結花/松方弘樹/坂田利夫

■第三章
薬物事件
江木俊夫/槇原敬之/いしだ壱成/中島らも  ほか

■第四章
再犯・再々犯
克美しげる/豊川誕/田代まさし/翔(元横浜銀蝿)/西川隆宏(元ドリームス・カム・トルゥー)/藤井モウ(元大川興業)/岡崎聡子

■第五章
その他
梅宮辰夫/加勢大周/沢田亜矢子・松野行秀/鈴木亜美/千堂あきほ/萩原聖人/横山ノック/飯島直子/久保純子/清水国明/清水ひとみ/鈴木保奈美/せんだ光雄/そのまんま東/名高達男/原仁美/坂東玉三郎/堀ちえみ/松田聖子/奈美悦子

■第六章
表現の自由と人権について インタビュー
眞田範行(日弁連「人権と報道に関する調査研究委員会」委員)
岡留安則(『噂の真相』編集長)
文藝春秋社長室 法務・広報部
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