SMAPの斜陽化が言われる昨今だが、「東京スポーツ」(9月8日付)では、何とも刺激的な見出し、「SMAPここまで堕ちた 香取 草なぎ」という記事を掲載。

香取慎吾は、テレビでコケた『こち亀』を映画化するが、「10%の視聴率にも届かなかったドラマを映画化するとは聞いたことがない」が、ジャニーズ事務所とテレビ局のつながりは深いから実現できた。「作品完成前からピンチを迎えているようだ」などと結論づけられている。

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草なぎ剛は、『草生活』(仮題)なるバラエティ番組で、山中で「草人間」になって、草だけを食べて生活するという、かつての電波少年のような体験をする。「天下のSMAPがあんなに日焼けしていいのかな~」などと書かれ、“SMAPブランド”が従来の手法では売れなくなったからだなどと分析されている。

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ジャニーズ事務所はたしかにシビアな事務所だが、たとえば汚れ仕事など仕事の質に対しては以前から寛容である。

だから、草なぎ剛が日焼けする仕事を取ったとしても、とくにそれをもって「天下の……」だの「ここまで堕ちた」だのという表現はあたらないのではないか。

香取に至っては、「堕ちた」とは正反対。テレビでコケたのに映画化できるということなのだから、むしろ、ジャニーズタレントの力を評価すべきだろう。

要するにこの記事。香取慎吾と草なぎ剛をケナしているように見えるが、本当はジャニーズ事務所の威光を再評価し、2人にエールを送っているのである。

東スポは、ジャニーズが好きなのだ。